足が痛い!足の痛みの原因は?
足の痛みには様々な原因があります。
・膝や足首などの骨の変形に伴う関節炎
・関節の動きがスムーズに行なわれないことによる痛み
・ストレスなどからうける基礎代謝の低下
・自律神経系のバランスがくずれることで、内臓の働きが不調になりむくみなどを伴う痛み
・腰から足へと続く神経が圧迫されて起こる痛み
など複数の原因がつみ重なって現われます。
実は足の痛みの多くは、腰から上の部分に起こる問題が関係しているようです。
また、普段自分がどんな歩き方をしているか意識してみることも大事です。
日ごろから早足や急ぎ足の人は、足に負担をかけていることもあるので注意が必要です。
上手に足の痛みと付き合っていくためには?
意識してみないと、意外とご自分の歩き方は分からないものです。
誰かにまねしてもらうと分かり易いのですが、決まって“自分はこんな歩き方はしていない”と思うでしょう。
歩くときにもっとも大切なことは、足への体重の乗せ方です。
上げた足を地面に下ろす時には、かかとから足の親指の付け根の順に、意識して足を着くようにしてみて下さい。
多くの方は、足の親指側ではなく小指側に体重がかかってしまっているため、体の重心が真っ直ぐにはならず、外へ外へと傾いてしまっているのです。
その為に、本来前を向いているはずのひざ小僧(膝のおさらの部分)が体の正面ではなく外側を向いてしまいます。
体が前に行きたい時は、ひざ小僧も前を向いていないといけないにもかかわらず、外側を向いてしまっているために膝の関節が捻れてこすれ、これが痛みに変わっていくのです。
つまり、痛みを出さないようにするためには、
前に歩くときには体が外側に傾くことを防ぐ必要があります。
そこで、おさらを前に向かせるために、歩くときにはかかとから足の親指の付け根へと体重を乗せることを意識しながら歩くのです。
次に大切なのは、歩幅です。
皆さんは時間に追われたりして、知らず知らずのうちに早歩きになっていませんか?
慌てていると、早く移動しようとして自然に上体が前のめりになってきます。
その為、体がくの字に曲がってももが上げづらくなり、歩幅が狭くなるとともに何も無いところでもつまずいたりするようになるのです。
ですから、体の前傾を防ぎ、歩幅を広く、肩幅くらいにたもつ事で、ももを上げやすい状態にしていくことが望ましいのです。
歩く際には体重の移動と歩幅という2つの点を意識していれば、快適な日常生活をおくれることでしょう。
ただし痛みがひどい時は、これらのことはあまり意識しすぎず、とにかく痛みが一番楽になる歩き方を探しましょう。
歩く時に痛みが強い方が無理に意識すると、より痛みが強くなる場合がありますので、一度専門家の診察を受けてみることをお勧めします。
「明け方になると足がつってしまうことが多い。」という声を多く耳にします。
足がつってしまう原因には、次のようなことが考えられています。
②下腿静脈(膝から下にある血管のひとつ)のうっ血により生じる。
③腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)の疲労が残り筋肉がけいれんを起こす。
この他にもいくつか原因とされるものがあります。
それぞれの原因によって適切な治療方法がありますが、まず皆さんが簡単にできる予防策として、ストレッチをご紹介します。
夜寝る前にベットや布団の上で、あぐらをかくように膝を曲げ、足の指を自分の手でつかんでギュッと足の裏のほうへ、グーを作るような感じで曲げてみて下さい。
(あぐらをかけない方は、ベットやイスに座って床に足の指をにぎって、バレリーナの様な感じで座ったまま足に体重を乗せていきましょう。)
初めのうちは足がつってしまうかもしれませんが、そのときはストレッチをやめて下の対処方法を行なってください。
毎日めげずに一回だけでも続けていけば、だんだんストレッチをしても足がつることは無くなり、やがて寝ている間にもその効果を実感して頂けることでしょう。
☆足がつったときの対処の仕方
つった足の親指を自分の手でつかんで足の甲の方に反らして下さい。
当院では、受診していただいた方お一人お一人にあった再発予防をお伝えしていきます。「痛みがある」「体を動かすと違和感がある」という方は、是非一度ご来院ください。